「ハートプラスマーク」というものを知ったのは2006年3月24日の朝日新聞の記事(22)を読んだのがきっかけ。
内臓に障害がある「内部障害・内部疾患」者は、身体に不自由があっても外観からは判らない(づらい?)く、周りの人の配慮が受けられない。
そのため、そんな人々の存在を視覚的に示し、理解の第一歩とするためにこのマークが生まれたそうです。
(参考:ハートプラスの会・朝日新聞2006年3月24日(22))
新聞には、「人工肛門をつかっている方が障害者用トイレを使って出てきたら、車椅子の方ににらまれ悲しい思いをした」話や、公共機関の優先席の話が掲載されていました。
俺通う大学のある棟の障害者用のトイレの話。
その棟は1階に男子トイレと障害者用トイレ。女子トイレは2階まで上がらないとありません。
あるとき、そのトイレに女の子が入っていきました。
「車椅子の人がトイレを使うためにきたら、どうするんだろう」
と、そのとき俺はそんな非難の気持ちでその子を眺めてしまいました・・・
この記事を読んでそのときのことを思い出してしまったのです。
まさに
『内部障害者は、外見からはわかりにくく、障害者用トイレや優先席を利用しづらい』
あのときの女の子がそうだったかどうかは分かりません。
しかし、冷たい目で見てしまった自分を恥じずにはいられませんでした。
この理解が社会に広がることを、切に願います。
Comments [2]
都筑てんがさん
どうもです。都筑てんがです。
見た目では分からない障害…っていうのがあるんですよね。
また、妊婦さんでも、妊娠初期の段階だと、妊婦だと気づかれないことも多くて。
妊娠は、お腹が膨らみだした頃よりも、初期のほうが辛い…という方が多いようで。
まぁ、優先席に、ぱっと見で健常者と変わらない人がいた場合は、いきなり怒るとかじゃなくて、
「どこか体が悪いのですか?」などと優しく聞いてみるのがいいかもしれません。
管理人(gussan)さん
まさにその通りですね。
僕の場合、内部疾患というのを新聞の記事を読んで初めて知ったわけですし、てんがさんのコメントにある、『妊娠初期の段階だと、妊婦だと気づかれないことも多い・・・』ということも、言われて改めて意識しました。
僕の意識・認識が薄いということもありますが、きっと、僕と同じように、初めてその存在を知る人もいると思うわけです。そしてこの世の中には、他にも同様に、人の意識上にのぼらない問題や現象がもっとあるのかもしれません。
大切なことは、いかにして、そういったことを世間の意識の上に持ち上げ、そしてその問題を考え始めるか。という事なのかも知れないと思うわけです・・・